またまた勝手に初心者講座を始めます。
題して
『パートのおばさんにもできたんだからあなたにもできる!~やってみよう!VBA』
そう。十年前に一度「マクロっちゅうものをできたらかっこいいな」とやり始めたものの挫折。業務効率化のためにやってみようと思ったんだけど、けっきょく普通にやるよりも時間がかかるし、やってる暇ないし、と「もうやらない。私は関数派」と一度はあきらめた。
だがしかし。会社に「自動化」の波がやってきた。乗り遅れてはいかんと、再度やってみることにした。あれから3年(ん?2年だっけ?)悪戦苦闘の甲斐あって、まあまあエクセルのVBAだったら使えるようになった。
■独学でのVBA習得方法(私の場合)
私は完全な独学です。周りに詳しい人はいたけどなんとなく意地で、わからないところがあっても聞くことはせず、自分で悶絶しながら調べてました。(たぶん聞いた方がいいけど、当時意固地になっていたので・・・)
私がやったのは
・まず、正月休みに「10日間で覚えるエクセルVBA入門」みたいな本(挫折した昔に購入したもの)を読み込んだ。
・「これを自動化したい」という具体的なエクセルワークがあった。それに取り掛かり、わからないところはネット等でとことん調べた。(なかなかズバリ知りたいことを解決してくれる記事にたどり着かず半べそをかきながら。わかってないときって、なにをどう調べたらよいか、検索キーワードもわからなくてなかなかたどり着かず、調べ方もへたくそだったな、と思う)
・続けて各種エクセル作業のVBA化をやってみる。その間わからないところはたくさん出てくるので、日々悩み、悶絶しながらなんとか調べたり適当にやってみたりして場数を踏んだ。
・ある程度形になったところで、エクセルVBAのマイクロソフトの資格試験を受けてみた。参考書を買って勉強したので(受験料が安くはないので一度で受かりたいので必死)VBAを体系的に学ぶことができた(気がする)
・書籍「ExcelVBAの教科書」(古川順平著)を読んだ。初心者レベルではなくもっと踏み込んだ内容のもの。これで「エクセルVBAなら任せて」という境地に立つことができた(大きな勘違いかもしれないが)
とにかく
「やりたい材料がある」「どうしたら一番よいのか?ととことん考えること」
が、一番の成長材料だったかと思います。(私の場合は、ですが)
で、さらっとできちゃう頭脳明晰な方ではなく、悪戦苦闘、日々悶絶してなんとかできるようになったおばさんには、逆に勉強していく中での「わからないツボ」がわかるのではなかろうか、と、エクセルVBA導入講座をやってみようと思い立ったところです。会社の人に教えてほしいと言われたこともあり、「ここを見てね」と言えたら便利だな、と。
■マクロとは VBAとは なんぞや
さて、で、そもそもVBAとはなんぞやと。
マクロとかVBAとかいうけど、同じもの?違うもの?
そこのところが分かりにくいですよね。
ざっくり
マクロとは「コンピューターの操作を自動化する技術」のことを指すそうです。
エクセルでいう「マクロ」とは、操作を「記録」し、その操作を「実行」できるということを言います。
毎回繰り返す操作を記録しておくと、「実行」で同じことを繰り返してくれます。
一方「VBA」とは、Visual Basic For Application の略で、耳にしたことがあるであろう有名なプログラミング言語「Visual Basic」のアプリケーション版(Office版)言語ということです。
要するに、「マクロを実行する・記録する」とは言うけれど、「マクロのコードを書く」とは言わない。それを言うんだったら「VBAのコードを書く」ですね。
上記の「エクセルのマクロ」はVBAでできています。つまりマクロの記録を行うと、自動的にVBA言語でプログラムが作成されているんです。で、「マクロを実行」するとVBAのプログラムが動く、ということになります。
VBA言語を自分で書けるようになると、自分でプログラムが作成できるようになります。「操作の記録」だけでは実現できない自分の思った通りのプログラムができちゃうということです。
VBAもプログラミング言語なので、エクセルの関数などとは違ってまったく学習せずにすぐに使える(書ける)わけではないですが、ほかのプログラム言語よりあまり規則が厳格でないというか、いきあたりばったりでもなんとか書けるし、かなり適当に書いても動くし、とっつきやすいように思います。
自動化すると、まず「うっかり間違えることがない」、そして「やっぱりらくちん」なので、やってみませんか?VBA!
次回に続きます。
やってみよう!VBA!シリーズ
【Excel/VBA】やってみよう!VBA⑤ワークシートの操作
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