スポンサーリンク

自宅パソコンに入れたプリザンターをバージョンアップしてみた(windows)~初心者向け~

プリザンター
スポンサーリンク
※当サイトは広告を含みます

会社で導入しているプリザンター。勉強したくて家のパソコンにインストールした。
プリザンターを自宅PCにインストールしたがパソコン不得手の者には鬼苦労したのでその軌跡を記す(windows)

インストールする際に四苦八苦したためバージョンアップとかムリ、と思いインストールしてからバージョンアップ作業はしていなかった。

しかしプリザンターが様変わりしたらしいではないですか。2024年4月のバージョンアップで、UIが一新され、かっこよくなったし、使い勝手もよくなったらしい。

なのでがんばってバージョンアップ作業に挑戦してみた。結果、できたっぽい。

なお、こちらはおうち用のプリザンターでのバージョンアップ作業であり、パラメーター設定とか難しそうなことは省略しています。リーデックスさんが、バージョンアップのわかりやすい記事を出しておられましたので、本気の方はそちらをご参照いただくのが良いかと思います。
「パラメータのマージ機能」で超時短!プリザンターをバージョンアップしてみた

1.前置き

これまで使用していたプリザンターのバージョンは 1.3.20.0。
これを、2024年10月現在最新の 1.4.9.1 にバージョンアップしています。
その際作業した記録をここに記載します。

※免責事項
本記事では、プリザンターのバージョンアップに関する抜粋した手順を紹介していますが、自宅のテスト用プリザンターのため、バックアップやパラメーター設定、拡張機能の再設定等は省略しています。詳細な手順や設定方法(バックアップやパラメーター設定等)については、必ず公式マニュアルをご参照ください。
なお、本記事の内容に基づいて行ったバージョンアップに起因するいかなるトラブルや損害についても、当方は一切の責任を負いかねます。バージョンアップを実行する際は、自己責任で行っていただくようお願いいたします。

2.大まかな流れ

いくつかの記事を行き来しながら作業しました。参考にしたページは末尾にリンクを貼っています。
なお、バックアップ、パラメータ設定、拡張機能の再設定等の手順はテスト用のサイトのため、行っておらず、手順は記載していません。

1).NET8.0、HostingBandle のインストール(現在のプリザンターが1.3以前のバージョンの場合必要な作業
2)プリザンターの停止
3)データベースのバックアップ(本記事では省略)
4)プリザンターのバックアップ
5)最新バージョンのダウンロード
6)プリザンターの配置(指定場所に保存)
7)バッチファイルのダウンロード、パラメータ再設定(本記事では省略)
8)Rds.jsonファイルの修正
9)Code Definer の実行
10)プリザンターの開始

3.手順

1).NET8.0、HostingBandle のインストール

プリザンター 1.3 以前のバージョンから、プリザンター 1.4 以降へバージョンアップする場合、.NET8のインストールが必要だそうです。

現在の.NETのバージョンが8.0ならこの作業は必要ないのですが、私の端末は8.0ではなかったため、本作業を実施しました。

コマンドプロンプトで
dotnet –version
と入力し、エンターを押すと、現在の.NETのバージョンが確認できます。

.NET8.0のインストールは公式マニュアルを参照し、実行しました。
https://pleasanter.org/ja/manual/install-dotnet

.NET8.0のインストールで迷った点は、インストーラーの種類がいろいろあるけどどれを選んだらよいのか?でした。
自分のパソコンのデバイスの仕様を見て、x64とあるので、x64を選択しました。
スタートボタン>(すべてのアプリ>)設定>システム>バージョン情報 で確認できます。

2)プリザンターの停止

IISを開いて「停止」をクリックします。

マニュアルには
”「サーバマネージャー」の「ツール(T)」メニューを開き「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャー」を起動してください。”
とありましたが、サーバーマネージャーが見つからず、とくかくIISマネージャーってやつを開けばいいんだよねと、検索ボックスにIISと入力したら、出てきたのでそれを開きました。
(あとで判明しましたが、Windowsツールの中にありました。
スタートボタン>すべてのアプリ>Windows ツール>インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャー)

マニュアルには
”左ペインより「サーバー名」を選択します。右ペインの「停止」をクリックして、IISを停止してください。”とある。
よくわからないが、左のエリアの一番上を選択した状態で、右のエリアの「停止」というボタンをクリックした。

自分が何をしたのかがこれっぽっちも理解できないが、これでたぶん止まったのでしょう。

3)データベースのバックアップ

前項で述べたように、バックアップ作業は省略しています。手順については公式サイトをご参照ください。ここでは2番以降の手順について、記載しています。

4)プリザンターのバックアップ

Cドライブのwebフォルダの下に「pleasanter」という名前のフォルダがあります。
それを「pleasanter」のおしりに _bk とつけて「pleasanter_bk」とします。
プリザンターのバックアップってこれでいいんですね!

5)最新バージョンのダウンロード

公式マニュアルより
1.アプリケーションの準備
2.センターから、プリザンター最新バージョンをダウンロードします。
3.ダウンロードしたzipファイルを解凍しローカルPCのC:\web\配下に解凍します。

さて、

ダウンロードセンター を開き、電子メースアドレスを入力し「同意して送信する」ボタンをクリックします。

すると、URLを記載したメールが入力したアドレス宛に届きます。
そのURLをクリックすると、ダウンロードが始まります。

6)プリザンターの配置(指定場所に保存)

Cドライブのwebフォルダの下にダウンロードしたpleasanterファイルを解凍して保存します。

①古いpleasanterをリネーム(バックアップ用途。手順4)

②ダウンロードした新バージョン pleasanter の zipファイルを C:\web に展開。

③C:\web に保存されたことを確認

7)パッチファイルのダウンロード、パラメーター再設定

公式マニュアルにある
2. パッチファイルのダウンロード
3. パラメータ再設定
については、本記事では省略しております。
上記手順については公式マニュアル、その他の参考サイトをご参照ください。

8)Rds.jsonファイルの修正

ダウンロード手順(Windows)
2.プリザンターの設定手順
3.Rds.jsonへデータベースへの接続情報を設定します
  SQL Server使用時のRds.jsonの設定例
を参照し、Rds.json を修正しました。

私は SQL Server を使用していますが、PostgreSQLやMySQL等のデータベースを使用している場合は、公式マニュアルの記載を参照して下さい。

Cドライブwebフォルダに保存したpleasanterフォルダの Rds.json ファイルを開きます。
メモ帳やコードエディターで開きます。

さて、Rds.json ファイルはどこにあるかというと。。。
C:\web\pleasanter\Implem.Pleasanter\App_Data\Parameters
の中に Rds.josn というファイルを探します。

Cドライブの下の web フォルダの下の pleasanter フォルダの下の Implem.Pleasanter フォルダの下の App_Data フォルダの下の Parameters フォルダの下に Rds.json というファイルを発見。それをメモ帳やなんらかのコードエディターなどで開きます。(本記事ではVBcodeで開いたイメージを使用しています。メモ帳で開く場合は、右クリック>プログラムから開く>メモ帳を選択すると、開けます)

赤い枠内を修正し、保存して閉じます。
※SQLserver使用の場合の例です
※PWDの部分はご自身のパスワードを設定してください。
※2024.10.20現在の情報です。内容が変更になる場合がありますので、公式マニュアルで最新のバージョンの記載に従ってください。

公式マニュアルより抜粋 SQL Server使用時のRds.jsonの設定例

プロパティ名
1Dbms“SQLServer”
2SaConnectionString“Server=(local);Database=master;UID=sa;PWD=XXX
;Connection Timeout=30;”
3OwnerConnectionString“Server=(local);Database=#ServiceName#;UID=#ServiceName#_Owner;PWD=XXX
;Connection Timeout=30;”
4UserConnectionString“Server=(local);Database=#ServiceName#;UID=#ServiceName#_User;PWD=XXX
;Connection Timeout=30;”
公式マニュアルより抜粋

9)Code Definer の実行

コマンドプロンプトを起動します。
検索ボックスに「コマンドプロンプト」を入力したら、出てきたのでそれを開きました。

なんか出てくるので以下のコードを入力し、エンターを押します。

> cd C:\web\pleasanter\Implem.CodeDefiner
コマンドプロンプト イメージ

cd は 指定したディレクトリに移動する(「Change Directory」の略) といった感じです。
次のコードで Implem.CodeDefiner の下の Implem.CodeDefiner というファイルを実行したいので、作業フォルダを移動したみたいです。

次に以下のコードを入力し、エンターキーを押します。

dotnet Implem.CodeDefiner.dll _rds

なにをやっているのか ChatGPT 先生に尋ねたところ以下の回答でした(抜粋)

dotnet は.NETランタイムの呼び出しです。.NETで作成されたアプリケーションを実行するためのコマンドです。.NETランタイムでImplem.CodeDefiner.dllというファイルを実行し、その際に_rdsという引数を渡しています。

・・・ふうん。

エンターキーを押すと、ぺろぺろと何かが始まり、いったん止まります。
イエスかノーか聞かれているようです。Yesの場合は y を押せと言われているようなので、おそるおそる y を入力し、エンターキーを押します。するとまたペロペロ始まりました。

最後に success と出たので、できたっぽいです。

10)プリザンターの開始

2で開いた IIS で、「開始」をクリックします。

4.バージョンアップしたプリザンターを見てみる

さて!プリザンターを開いてみます!

OH! すっきりさわやか!
メニューが横に!斬新!しばらくはテーブルの管理を開こうとして手が情報をウロウロしてしまいそうだ。

なんとスクリプトが!コードエディターみたいになってる!
if とか打つと入力補助っぽいのが出る!かっこを一つ打つと対のカッコが自動で出てくれる!
タブキーでインデントできる!
便利!ありがたい!
もしや、$p.とか打つと入力候補がでるか?とやってみたらそこまでは出なかった。

5.最後に

プリザンターのバージョンは1.3.20.0 を 1.4.9.1 にバージョンアップしたときの作業記録を記載しました。

プリザンターが新しくなってるのに、うちのは古いまま。。。でもバージョンアップとかムリ。。。とうじうじしていたのですが、やってみたらできたのでよかった!

以前、プリザンターインストールの記事を書きましたが、だいぶ内容が変わっているので修正しました。
プリザンターを自宅PCにインストールしたがパソコン不得手の者には鬼苦労したのでその軌跡を記す(windows)

6.参考文献、記事

公式マニュアル

1.4.8.0以降のバージョンアップ手順(Windows)
.NET8.0のインストール
ダウンロードセンター
プリザンターをWindowsにインストールする

参考リンク

「パラメータのマージ機能」で超時短!プリザンターをバージョンアップしてみた

コメント

タイトルとURLをコピーしました